Neil Sedaka : Sedaka's Back [1975] | ||||||||||
Amazonジャパン US盤1409円 |
◆10CCの活動拠点、ストロベリー・スタジオでニール・セダカは2枚のアルバムを録音した。1971年発表「Solitaire」と、1973年発表「The Tra La Days Are Over」である。バックバンドも10CCが務めている(Solitaireではエリックはエンジニアに専念)。その2枚のアルバムからの曲が半分をしめる編集盤。 ◆1950年代半ばにデビュー、「恋の片道切符」「おお!キャロル」などの数々のヒットを持つシンガー・ソングライターのニール・セダカ。不遇の時代に入った彼は、再起をかけてイギリス録音を行った。このころ本国アメリカでヒットに見放されていたビーチ・ボーイズが、なぜかヨーロッパでウケていたのと同様に、アメリカのスターを受け入れやすかったイギリスで一発当てようという戦略だったらしい。彼はエルトン・ジョンの助力もあり、1975年に「Laughter in the Rain」の全米1位ヒットでカムバックする。 ◆10CCを名乗る前に出した変名プロジェクトのシングルを聴いてニールが気に入り、ご指名を受けたそうだ。スタジオ代ももらえるし、スターのご指名だし、大喜びでバックバンドをやったらしい(名前もクレジットされてる)。2枚目「Tra La Days Are Over 」録音時には、既に10CCとしてヒットを出していたが、前作のご縁で再びバックバンドを引き受けた。 ◆「Laughter in the Rain」がアメリカでヒットした時に『それ、いまだ!』と出した編集盤がこちら。LPは12曲だったが、CD化に際し4曲ボーナス追加。キャプテン&テニールでヒットした「Love Will Keep Us Together」、カーペンターズが取り上げた「Solitaire」などの有名曲も入ってます。 |
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Justin Hayward - John Lodge : Blue Jays [1975] | ||||||||||
Amazonジャパン US盤1409円 |
◆ムーディー・ブルースが活動休止、メンバーがソロ・プロジェクトに入った期間に、ジャスティン・ヘイワードとジョン・ロッジがコンビを組んで制作したアルバム。 ◆アルバムは全英チャート4位の好成績で、気をよくして(?)もう1枚シングルが作られた。それがLP未収録曲の「Blue Guitar」で、ジャスティンと10CCの4人で録音されている。こちらも全英シングルチャート8位のヒット。CD化に際して、ボーナストラック扱いで11曲目に追加収録。この「Blue Guitar」だけがストロベリー・スタジオ録音で、エンジニアはエリック・スチュワート、プロデュースは10cc / Tony Clarkeとクレジットされている。シングル「Blue Guitar」のB面「When You Wake Up」(10曲目に収録)には、10CCは関わっていない。 ◆ジャスティンとエリックは友達で「Dreadlock Holiday(トロピカル・ラブ)」の元ネタになった、ジャマイカ体験をした人としてもおなじみ。このアルバムでは、ムーディー・ブルース同様のクラシック風味で大仰、サウンド空間の広がりの大きい曲を演奏している。結構いいアルバムですよ。 ◆CDボーナストラックですので、LPには入ってません。 |
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