ホームページへの道



1998/10/06 Tue

朝6時「私」は敗北感に打ちのめされていた。
確かにいま「私」の作ったHPは、w3サーバー上に存在している。
だがそれは、白地に白文字、読むに読めないシロモノだ。どこをどう間違ったのか?
短期間で修復可能な状況なのか? いちから作り直していたのでは間に合わない。
頭の中は、さまざまな思いが駆けめぐって興奮状態。このままじゃ眠れやしない。
苦い水割りを流し込んで、ハードボイルドな気分で床に就いた。

午後、仕事の合間にdBソフト社ホームページの「ネットスクール」を読み直す。
「背景が表示されない失敗例」・・・・ん・・・?
「外部ファイルの収集」そんなのやったことないぞ。
どうも、初心者がよく間違う落とし穴に2か所もハマったらしい。
実は・・・だ、ここまでソフト付属の「公式マニュアル」を読まずにやってきた。
多少努力はしたが、結局「あんな難しい本は人間の読むもんじゃねー!」と投げてしまった。
その後はdBソフト社ホームページの、図解「ネットスクール」で、ここまで作ってきた。

仕事もそこそこに会社を飛び出し、トラブルシューティング作業を開始する。午後9時送信。
午後10時直前、インターネットエクスプローラーで作動を確認。今度は「読めた」。
メーリングリストでお仲間に「できた!」と報告する。

1998/10/07 Wed

仕事途中で立ち寄ったA社のD氏に、世間話のついでにこのHPを作ったこと話す。
面白がって、イントラネット経由ですぐこのページにつないでくれた。
彼はノートパソコンだったが、ブラウザの世代が違うので、画面表示がずいぶん違う。
読みやすい色をつけたつもりのに、違う色で読みにくく表示される部分もかなりある。
いろんなパソコン、世代のブラウザで表示確認をしなければ。修正課題が増えた。

またオヤマ氏から、indexページの10ccの写真の表示が遅いと指摘をいただいた。
「どのページもすぐ開く」ように設計したつもりなので、これは予期せぬ失敗。
画像を75KBから15KBに圧縮、すぐ開くように軽くして更新する。

1998/10/08 Thu

利用しているプロバイダMTCIから「サービスカウンターが動かない」の返事がくる。
MTCIは、質問にすぐ答えてくれるのでありがたい(パチパチ)。
動かない理由は「タグ」を「ドキュメントソース」に貼りつけるべきところを、
カウンターの絵(イメージ)そのまんまを貼ったという、どアホな初歩的間違いであった。
本当に「いやになるほど初心者」である。既に開き直っているから、ま、いいけど。

1998/10/09-10. Fri-Sat

あちこちの知人に「テスト版作ったから見てね」とお願いした返事がたまった。
手前味噌になるが、レイアウトはおおむね好評。仕事上の知識も少々役にたった。
とにかく「見やすく」を念頭に置いて考えたので、なかなか「うれしい」。

問題は、スペルミスが多い点だ。なにしろ英語がやたら多いホームページである。
作ってる本人はrsと言うと、英語が大の苦手なのであ〜る。
海外の友達にメールを書くときは、翻訳ソフト&スペルチェックを使っているくらいである。

このホームページを作る際も、最初は「スペルチェックした英文を張りつける」予定だった。
が、表を作るときは(少なくとも、僕が持っているソフトからは)うまくいかなかった。
イチから手動入力しているわけで、校正作業も手作業になる。スピードは当然落ちる。
これでは100枚ディコグラフィーは、今世紀中の完成も危うくなってきた。
う〜ん。

1998/10/14

必要は発明の母である。
HP作成ソフトからIE4.0で確認をしているとき、気がついた。IE4.0からMSワードなら
画面をなぞってコピーすれば、テキスト形式で文章をコピーできる。ワード上ならスペル
チェックも可能のはず。多少の手間はかかるが、100%人力で校正するよりは、精度も能率も
飛躍的に向上する。なーんだ。

1998/10/16

サーチエンジン登録のため「一発太郎」から、いよいよ登録に挑戦する。
YAHOO JAPANは、登録に値するか審査があるそうだ。
それは聞いていたので、バージョン1.02になるまで登録申請は控えていた。結果は2週間後。
約15のエンジンに申請したが、一番早いところは、夜に「登録完了」のメールが届いた。
でも英語の説明のところで、ちょっとスペルミスやっちまった。はは。

ぼちぼち、本格始動体制。約20枚のディスコグラフィーを総点検する。約6時間。
初期段階でトラブルを出し切ったこと成功だったが、考えてみれば、もっと少量の時点で
動作確認を始めるべきだったのかもしれない。ディスコグラフィーの基本フォーマットも、
もっと煮詰めておけば、こんなに修正に時間はかからなかった。

もしも、これを読んでから、ホームページを作る気になった方がいらっしゃったら、
最初は5ページくらい作って、アップロードして、作動確認されることをお勧めします。
私みたいに、一気に30ページも作っちゃいけません。
共通のミスなど発生したら、30ページ全部直すわけですよ。実際、私やりました。
はじめっから飛ばしちゃ、いけません。小さいことからコツコツと・・・。

さて、これでやっと「スタートライン」に並んだわけだ。
次は、残ってる計画の半分。英語版をオープンしなくちゃ!

ホームページへの道、まだまだ続きます。